もちねこのペアダンスメモ

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異国のダンスを学ぶ

バチャータの全てを学ぼう!

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バチャータの全てを学ぼう!

バチャータはドミニカ共和国発祥のダンスです。世界中で広く踊られていますが、全く同じではありません。

このダンスの基本は、キューバンヒップモーションによる3ステップで、その後、他のラテンダンスと同じように(サルサなど)4拍目にヒップタップが続きます。膝を少し曲げて、パフォーマーが腰を簡単に触れるようにします。ヒップの動きは非常に重要です。なぜなら、それはダンスの魂の一部だからです。一般的に全身の動きをコントロールすることは、ダンスにおいて非常に重要ですが、そのほとんどは腰から来ています。

パートナーシップでは、リードはオープンポジションとクローズドポジションのどちらで行うかを決定できます。演奏中のダンスの動き、またはステップの多様性は、音楽(様々な楽器で演奏されるリズムなど)、設定、ムード、および解釈に強く依拠します。

サルサ(最も伝統的なラテンダンス)と異なり、バチャータは多くの複雑な回転を必要としていません。ただし、音楽性が正しく理解され、解釈されている場合に非常によく使われます。

ほとんどのダンスと同じように、リードは「プッシュ&プル」の手によるコミュニケーションで行われます。これが正しく行われた場合、フォロワーは意図された方向を明確に理解する必要があります。

バチャータのダンスは体の動きが多いですが、ほとんどの動きが下半身(腰から下)で行われる場合、手のコミュニケーションはよりよく理解されます。 つまり、ヒップとフットワークです。 

アメリカ、ヨーロッパ、オーストラリアで開発された新しいフュージョンスタイル(さまざまなダンスのミックス)つまりトラディショナル、モダン、アーバン、バチャタンゴ、バチャボールルームなどは、8カウントを左右に振る基本的なダンスシーケンスです。

オリジナルのドミニカンスタイルの基本的なダンスシーケンスは、スクエア内を移動するフル8カウントです。13および57をカウントすると、自然なヒップモーションが生まれます。 カウント4および8はタップで構成され、個々のスタイルに応じて「ポップ」ムーブメントを含めることができます。「ポップ」とは、自然なキューバンヒップモーションの反対側にヒップをポップしながら足を持ち上げることによってできます。

バチャータの音楽は、4回ごとにリズムにわずかなアクセントがあり、「ポップ」が発生するタイミングを示しています。タップまたは「ポップ」は最後のステップの反対方向に行われ、次のステップはタップまたはポップの同じ方向に行われます。 ダンスの方向は4カウントごとに入れ替わります。 

ソーシャルスタイルのバチャータでは、男性は曲の中でスタイルを変えることを選択できます。 これは通常、ブレイクまたはテンポの変更後に行われます。

スタイルの変更は、手と体の位置を変更することにより、口頭ではなく非言語的に行われます。

伝統的なスタイル

最初の非カリブ海スタイル(ノン−カリビアンスタイル)は、2000年頃にアメリカとヨーロッパで発達し、初期のドミニカンバチャータに基づいていますが、まったく同じではありません。 

現在(2009年)、世界中で最も一般的なバチャータのスタイルをいくつかあげると、アベントゥーラ、エクストリーム、モンシィー・アレキサンドラなどのバチャータの大スターによる音楽と共に宣伝されました。

左右またはその場で動くベーシックなステップです。このスタイルの主な特徴は、パートナーとの密接なつながりとソフトなヒップムーブメントで踊ること、4拍目(123Tab / Hip)のヒップで小さな「ポップ」のあるタップです。

伝統的なスタイルにはディップも含まれます。ダンスを身近にしてくれるので、とてもロマンチックなバチャータです。

男性はパートナーの左腕を右肩に置き、右手を彼女の背中に置くことで、伝統的なスタイルであることを示します。 ドミニカンバチャータを非常に近い、あるいはかなり近い位置で踊るのに似ています。

ドミニカンスタイル

オリジナルのバチャータのダンススタイルは、音楽が生まれたドミニカ共和国から来ています。

全てが始まった1950年代初期のスロースタイルは、ボレロのように閉じて踊られるだけでした。バチャータのベーシックステップは、ボレロからインスパイアされた小さなスクエア(サイド、サイド、フォワード&サイド、サイド、バックワード)の中で動きますが、バチャータではシンコペーション(ビート間のステップ)を伴い、少し異なった感じで踊られ、ダンサーの気分や音楽の特徴や性格に合わせて踊られます。

手の位置は、ダンサーのポジションによって変わりますが、ポジションはセミクローズからオープンに非常に近くなります。

ドミニカンスタイルのバチャータは現在、カリブ海全域で踊られていますが、より速い音楽に応じてさらに速くなり、より多くのフットワーク、ターン/フィガー、リズミカルなフリースタイルの動き、クローズドポジション(ロマンティック)とオープンポジション(より遊び心があるフットワーク、ターン、フィガー、リズミックな上半身の動き等を入れます)のかわりばんこの使用などが追加されています。

このスタイルは、柔らかいヒップムーブメントと、4拍目(123、タブ/ヒップ)に、ヒップに小さな「ポップ」ついたタップをして踊ります。バウンスが有っても無くても踊ることができます(ビートに合わせて身体を下げ、ビートの合間に再び足を少し跳ね上げます)。 

ドミニカンバチャータは、長年を経て(50歳代後半の)人々によって、ソーシャルダンスのために作られ、現在も進化を続けています。この独自のスタイルは今日の(2010年現在)西洋世界で急速に広まっています。 

モダンスタイル

このスタイルはバチャータ・モデルナBachata Moderna)としても知られています。その他、ヨーロッパを起源とするスタイルが生まれました(スペイン・2005年頃)。 基本は、トラディショナルスタイルのバチャータにサルサ、タンゴ、ズークなどのダンステクニックやスタイリングを加えたものです。左から右へ、またはその場で動くだけでなく、異なる方向に動いたり、基本のタンゴステップ(多くのクロスステップ)を加えたもので、それぞれのカウントでリード役がクロス(cross on1cross on2cross on3)を導き、4番目のカウントでポップやヒップの動きをキープします。 

フォロー役になる女性は、しばしば、ヒップムーブメントを非常に大きくして踊る為、ヒップを左右に揺らした時に数字の8をイメージする必要があります。 リード役になる男性は、パートナーの両手を腰の高さのちょうど上に持ち、手のひらを下に向け、ドミニカのバチャタを開いた姿勢で踊る手の位置の1つのように上向きにすることで、現代的なスタイルへの切り替えを示します。

モダンスタイルでダンスをしている間は、サルサと同じく、手の位置は、ターンを示して変わります。

モダン・スタイルのダンサーは、モダン・スタイルの原動力は、非常に見えにくいバチャータの基本の本質を維持することに基づいていると主張します。

最近(2010)では、ズークやランバダ(前後の上半身の動き/ボディームーブメント)から借用したスタイリング・ムーブメントも取り入れられています。

モダンスタイルにヒップホップ要素を加えたアーバンスタイルという用語もあります。モダンスタイルのバチャータの特徴は、このスタイルが他の多くのダンスのテクニックとスタイルをミックスしていることです。ダンサーの好みに応じて、様々なダンステクニックやスタイリングが見られます。バチャータ・モデルナの歴史については、記事「バチャータ以上のもの More than just Bachata」に記載されています。モダン・スタイルはソーシャルにもコンペ・ダンスにも使われています。 

 

タンゴスタイル(バチャタンゴ)

 ベーシックステップは、短いシーケンスが左右に動きますが、ほとんどはタンゴのステップは、タンゴのように踊ります。「ポップ」カウントは趣向を凝らした官能性と多様なラテン・ダンス・スタイルを加えるために使われますが、そのほとんどはタンゴから取り入れられたものです。

このダンスは、これまではバチャータに合わせて踊っていましたが、タンゴにも合わせて踊るように進化しています。バチャタンゴは、バチャータの出身国であるドミニカ共和国ではあまり知られていませんが、カリブ海以外では外国人講師に人気があります。男性はタンゴスタイルのダンスであることを示す為に、パートナーの左腕を右肩に置き、右手を彼女の背中に置き、彼女の左手を右手で握って、腕を伸ばして踊ります。このポジションはトラディショナルなバチャータのポジションにやや似ていますが、直立のポスチャーや腕を伸ばすことでタンゴスタイルを示しています。

 

ボールルームスタイル

アメリカ・ヨーロッパでコンペティション・ダンス専用に開発されたスタイルで、非常に極端なヒップの動きと多くのボールルームダンスのスタイリングを用います。ソーシャルダンスではなく、主に競技会で用いられます。 

 

アーサー・マレー ネイパービルスタジオのダンス紹介ページより。 

(原著者に許諾を取って翻訳しています)