もちねこのペアダンスメモ

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異国のダンスを学ぶ

ダンスという愛の言葉 

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www.danceplace.com

 2017年2月17日の「Dancing Grapevine~All about the "Social" part of Dancing~より」記事 by ローラ・リーヴァ(LAURA RIVA)

 

はじめに

私たちの多くは、人間関係に適用される5つの 「愛の言葉」 について聞いたことがあります。愛情のこもった言葉を好む人もいれば、贈り物をしたり受け取ったりすることを好む人もいます。愛を示す行動が好きな人もいれば、肉体的な触れ合いが好きな人もいます。相手がその場にいて、積極的に関心を抱かれていることを気にするような人々もいます。

これには考えさせられました。つまり、ダンスには 「愛の言葉」 があるのではないかと。私たちが特定のパートナーとつながる理由の一部には、私たちと最もつながるものに帰着するのかもしれません。

 

ダンスの愛の言葉


もともとの愛の言葉のように、すべてのダンスの愛の言葉は「つながりconnection」の概念に基づいています。しかし、その違いは、どのような「つながり connection」が使われているかということと、人が「つながり」から求める主要な特徴にあります。

もちろん、どのダンサーも一つの愛の言葉に 「閉じ込められて」 いるわけではありません。ときには、相手や音楽にもよりますね。しかし、ほとんどのダンサーには、他の愛の言語よりも強く話しかけてくる言語が1つか2つあります。

 

1 エネルギー Energy

 

彼らが切望するもの : 爽快感 Exhilaration
最も好まれていないパートナー: 全力で(full-out)でダンスをしない人々

 

エネルギッシュな愛の言葉とつながるダンサーたちは、自らのダンスに活性化されるように見えます。これは複雑さを意味していませんが、彼らは完全に踊り切った!というエネルギーチャージされた感覚でダンスから去りたいということです。
パートナーが全力を尽くして行う時、最高のつながりを持てるダンサーなのです。汗をかいても気にしません。それこそが、本当に何かをしたような気分にさせます。息が切れるのは気にしません。実際、彼らの完璧なダンスは、特に素晴らしい曲の最後に少し疲れを感じるかもしれません。

 

2  遊び心 Playfulness

彼らが切望するもの : 楽しい! Fun!
最も好まれないパートナー 笑わない人々 (don’t smile)


遊び心を賞賛するダンサーは、ただ楽しみたいだけです。彼らは、センシュアルな官能性やチャレンジにはそれほど関心を持っていませんが、遊びに巻き込むパートナーを求めています。ひねりを加えた風変わりな動きのパターンであろうと、歌詞の特に面白い解釈であろうと、彼らは共に創造の砂場に入ってくるパートナーを望んでいるのです。

彼らは、実験や創造から生まれるチームワークの感覚が大好きです。彼らの完璧なダンスとは、パートナーたちが変な瞬間や失敗を笑ってもOKで平気でいて、ダンスの 「完璧さ」 は、楽しみの探求の二の次になることなのです。

 

3  深いつながり Deep Connection

彼らが切望するもの:完璧なシンクロニシティ
最も好まれないパートナー:完璧なつながりよりも動きや実験を重視する人々


ディープコネクションダンサーは世界をシャットアウトし、パートナーと一体となりたいと思っています。 彼らが見るものは、彼らにとってほとんど意味がありません。 彼らが感じることがすべてです。 彼らは、速くなったり複雑になったりして一瞬魔法を失うよりも、ゆっくりとシンプルになり、 「完璧なつながり」 を保ちたいと思っているのです。

彼らにとって 「完璧なダンス」 とは、一瞬たりとも相手の体と同期がずれないダンスのことです。 彼らは、表現、遊び心、チャレンジ、またはエネルギーを好むかもしれませんが、それらはすべて、完璧な同調性の感覚と比較すれば色あせているのです。

 

4 チャレンジ  Challenge

彼らが切望するもの:プレッシャーをかけられること
最も好まれないパートナー:失敗を恐れて新しいことに挑戦しない人々


常により大きなものに向かってプレッシャーをかけられたいダンサーはチャレンジダンサーです。多くの場合、トリックやディップ、挑戦的な動きが大好きです。リードは、パートナーから 「最大限のものを引き出す」 ことができるかどうかを確認することができます。一方、フォローは、これまで見たことのないもので 「限界を超える」 ことがリードを楽しむことができます。

もちろん、これらのダンサーもつながったダンスが好きで、危険なパートナーを嫌います。しかし、彼らにとっては、つま先を動かさないで踊れるダンスは、もっとダンスをやりたくなるのです。彼らは片足で何回ターンできるかを知りたがっている―そして、1曲で何回もトライしてもかまわないのです。彼らの完璧なダンスは、彼らが思っていたよりも多くのことを成し遂げたように感じさせるものなのです。


5  表現 Expression

彼らが切望するもの:音楽的感覚の完璧な表現
最も好まれないパートナー:音楽に関係なく、同じように踊る人々


表現ベースのダンサーはただ感じたいだけです。 感情、質感、コントラストが必要です。 彼らは、それぞれの曲を最大限に理解するパートナーを求めています。 彼らの完璧なダンスとは、曲の精神と雰囲気を完璧に捉えたものです。

これらのダンサーは、音楽の表現がそこにある限り、単純なパターンをするか、またはほとんどの接続のミスステップに対処できます。 彼らは、曲に合わない100のパターンを行うよりも、音楽と完全に同期した同じ4つのパターンを行うことを望んでいます。 彼らは、音楽が変化したときにダンススタイルを「切り替える」ことができるパートナーを愛しています。

 

6  創造性 Creativity

彼らが切望するもの:新しい創造的な踊り方
最も好まれないパートナー:レッスンで習った動作だけをする人


クリエイティビティを通じてコミュニケーションをとるダンサーは、常に何か新しいことを、または新しい方法で行いたいと思っています。彼らは 「規則を破って」 協力的な創造に参加したいと考えています。定期的または一般的な運動は少量では問題ありませんが、これらの人々のダンス欲を満足させることはできません。

彼らの完璧なパートナーとは、真っ白なキャンバスのようにそれぞれのダンスにアプローチする人です。パートナーが予期せぬものを加えたり、新しい次元の動きを探検したりするのが大好きです。誰もが使う 「安全な」 道よりも、移動の少ないでこぼこした道を選ぶでしょう。

 

複数の言葉

もちろん、複数のカテゴリーに共鳴することは完全に可能であり、ほとんどの人はこれらの言葉の組み合わせを楽しんでいます。挑戦されるのは楽しいかもしれないが、それは音楽を表現するときだけです。または、深いつながりを楽しんでいるかもしれませんが、同時に遊び心とエネルギーを愛しています。
これらの言葉は、他の人々とより良い関係を築くのにも役立ちます。あなたが何を楽しんでいようと、パートナーが何を望んでいるかを読めば、あなたはより望ましいダンスパートナーになるでしょう。
たとえば、パートナーにうまく返せないことに気づいた場合は、別の主要なスタイルに切り替えてみます。彼らが切望しているのは、深くて密接な関係かもしれない。あるいは、もっとエネルギッシュなことをしたいのかもしれません。

 

新しい言葉を試すときは、チャレンジダンサーに注意してください。これらのダンサーはよりトリッキーな動きを好むかもしれませんが、トレーニングをしないで、または間違ったパートナーとこれらのことをしようとすると、予期せぬ結果を招く可能性があります。ゆっくりと挑戦してみましょう。あなたのダンスの限界を押し広げるように努力し、彼らがダンスに夢中になっていることを確認しましょう。突拍子もないドロップを10回連続で開始したりしないでください。ためらうようなら、引き返しましょう。

 

どの言葉があなたの心に一番響きますか?
あなたがリストに入れるべきだと思うものを見逃していませんか?


Dancing Grapevine~All about the "Social" part of Dancing~より

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この記事の作者 ローラ・リーヴァ(LAURA RIVA)について。

 

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カナダのトロントを拠点とするローラ・リーヴァは、あらゆる形態のダンスを熱烈に愛好している。2008年以来、ブルースやスウィング、タンゴ、サルサなどあらゆる音楽に手を出してきた。しかし、彼女の心はブラジリアン・ズークとウエストコースト・スウィングの音楽的、即興的、滑らかな感覚に奪われた。


2013年、ローラのダンスに対する野望は、dZouk Productionsの創設者であるダリウス・ジとズークのパートナーシップを結ぶことで大きくなった。ローラはダンスに完全に没頭するという夢を持っていたが、そこに到達するための機会、お金、知識はなかった。ダリウスはズークとサルサのベテランで、2人で強力なデュオを形成した。


ローラは現在、ズークのコングレスでパートナーと一緒に旅をし、教え、パフォーマンスをしている。そして、2人でトロント内に二つのダンスコングレスを組織している(Canada Zouk CongressとVision Dance Encounter、北米初のSwoukイベント)。

北米で唯一、本格的なダンス作品を上演している(「See Inside Meシー・インサイド・ミー」と「シルク・ド・ズーク Cirque du Zouk」)。「インサイド・ミー」は、2015年夏にオンタリオ州のセレブレーションゾーンで開催されたパン/パラパンナム競技大会の「ベスト・オブ・オンタリオ」に選ばれた。

また、視覚障害者のためのヴィジョン・ダンス・プログラムとズーク大学の共同制作者でもある。2014年以来、ローラとパートナーは、あらゆる年齢や能力の人々と仕事をし、ズークへの愛を広め、世界と踊ってきた。彼らの盲目ダンサーは「インサイド・ミー」に出演している。

ローラはゲルフ大学で演劇と英語の学士号を取得し、ウェスタオンタリオ大学で法学を学んでいる。彼女は、2016年6月にアッパーカナダ法律協会の弁護士資格を取得した。彼女はクリエイティブなフィクションを書くのが大好きで、この「ダンシンググレープバイン」HPを創作のはけ口として使っている。

ロースクール時代、ローラはダンスに対する情熱から、毎週末学校とトロントの間、片道2.5時間運転し、ズークでのトレーニングと指導を続けた。